9月18日、レクザムボールパーク丸亀で行われた準々決勝第二試合。千葉県代表・京葉ガスは優勝経験もある愛知県(東)代表・和合病院に0対4で敗れ、準決勝進出はなりませんでした。
それでも6年ぶり2度目の天皇賜杯で全国初勝利から8強まで勝ち進みました。躍動するみなさんの姿をお届けします。
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準々決勝 和合病院(愛知西) vs 京葉ガス(千葉)
京葉ガス
000 000 000|0
030 100 00X|4
和合病院
(京)沢井、高清水、村松、織内ー鈴木
(和)水野ー山田
あとがき
2回に3点先行されたとき、正直「ああ厳しいな……」と思ってしまいました。それでも選手たちにカメラを向けていたら、そんな気持ちは吹き飛んでいきました。あと一歩……でもそのあと一歩がとてつもない差だった。
「ここぞの一本が出るか、出ないか」試合後に青山選手と敗因について話をしました。一本が出た和合病院と出なかった京葉ガス。要所を締める投球術や守備。全国常連の強豪チームはさすがです。「自分たちのやりたいことの、半分もやらせてもらえなかったし、できなかった」大きな舞台で自分たちのパフォーマンスを出し切ること。これは場数も大きいのかな。
捕手の青山選手は一塁でスタメンでした。「僕はいまスーパーサブなので」とおっしゃってましたが、今日のスタメンは昨日の試合後、一塁手の篠田選手が熱中症で入院してしまったからだそうで……無念の若手に代わりフル出場。大きな当たりはあと少しスタンドには届かなかったけどベンチからも「(らしい当たりが)戻ってきてるんじゃない」と声が飛んでたので、次こそ!
そして篠田選手は無事回復し退院できると聞いてホッとしました……。
昨日、サヨナラの足がかりとなったヒットから好調を継続していた主将の大嶌選手は「千葉にもいい投手がたくさんいるので、そんなに驚きはしなかった」と1打席目からヒット。相手投手のいいと言われているフォークボールを初見で弾き返し、塁上で相手野手に「すごいですね」驚かれたそう。手応えはあったものの「どの球種でもストライクが取れて、引き出しがすごく多かった」と全国レベルの投手のすごさを感じたようです。
手術から5月に復帰し、まだ球数制限しながら投げているベテランの織内投手は2日で3試合、全ての試合で登板。今日は「さすがに体が張っていて……」と本調子ではなかったようですが、点は与えませんでした。「若い選手たちが登板して、全国の舞台を経験できたのはよかった」いつまでも織内投手にばかり頼ってもいられないですからね。今日は高清水投手、村松投手がそれぞれ持ち味を出して本当に堂々といい投球をしていて、頼もしかったです。
天皇賜杯初勝利から3試合を戦い抜きました。6年前の初出場を知る中堅、ベテラン選手と、初めて大きな舞台を経験した若い選手たち。どちらにとってもかけがえのない経験になったことでしょう。来月には国体もあります。国体は初出場。この経験が必ず生きます。自信にもなっているだろうし、まだまだ足りないところも知ることができたと思います。
全国の舞台って戦うたびにみなさんの表情がどんどん良くなっていくんですよね。昨年のAKIRAもそうでした。
そして県大会では「あのチームも、このチームも見たい……」と諦めざるを得ない試合や、話を聞くことも断念しなければならないことがたくさんありますが、全国では毎試合千葉県代表の試合を撮ることができ、試合後にお話しする機会も増えます。よりチームや選手のことを知ることができるので、私の撮影にも気持ちが入り、写真に深みが増していきます。
今年は特に県大会で京葉ガスの選手たちになかなか話を聞ける場面がなく、みなさんの声を聞けることが本当に楽しかったし、これまであまり話したことなかった選手にも「いつもかっこいい写真ありがとうございます」と言ってもらえたことがすごくうれしかった。
国体も最後まではいられませんが取材に行きます。
また強くなった京葉ガスのみなさんに会えるのを楽しみにしています!
次は天皇賜杯の8強を超えましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
天皇賜杯はまだ続きます。
千葉県代表は負けてしまったけど、準決勝と決勝も取材します。また記事見ていただけたらうれしいです。
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好きで続けている活動ですが、遠征費など全て持ち出しで、撮影・記事作成など全部ひとりでやっているので正直時間もお金も足りません(笑)
やめようと思えばいつでもやめることができるのですが、選手たちのひたむきな姿を残したい、届けたい一心で続けています。お力を貸していただけたらうれしいです。よろしくお願いします。