松戸市役所は3回戦敗退。六花亭が準決勝へ|天皇賜杯第79回全日本軟式野球大会 3回戦/準々決勝 2024.9.16

松戸市役所は3回戦敗退。六花亭が準決勝へ|天皇賜杯第79回全日本軟式野球大会 3回戦/準々決勝 2024.9.16

浜松球場 第2試合 3回戦 松戸市役所(千葉)0−1 NTN岡山(岡山)
浜松球場 第3試合 準々決勝 六花亭(北海道)7x−0 NTN岡山(岡山)*8回コールド
あとがき

松戸市役所は初回に失った1点が遠く、重くのしかかり、3回戦敗退となりました。

チャンスはたくさんありました。ただ、あと1本が出なかった。
先発した奥川投手はチームでは上から2番目の年齢で、10年前出場時も主戦で投げていました。久しぶりの天皇賜杯「緊張してました」と、奥川投手ほどの選手でも緊張する舞台なんだ……。

初回について「もっと慎重に行けばよかった。3回くらいまではなかなか思うように投げられなかった」とものすごく悔いていました。捕手の池浦選手も「先頭打者、低めの球をうまく拾われて、3番にもいいところに打たれてしまった。うちは追いかける展開に慣れていないから……」奥川投手同様に、初回をもっと丁寧に行くべきだったと反省していました。

打線は2安打でしたが、四死球を6つもらえました。滝沢監督は「自分の采配ミスです」と言ってましたが、大きな山は7回の1死一、三塁だったでしょうか。
転がすのがうまい植谷投手を代打に送って勝負に出ましたが、エンドランは外され、植谷投手がなんとかバットを投げてファールにしたけど、得点にはつながりませんでした。

2番の大崎選手はどの打席でもよくボールについて行っていたように見えたけど、第3打席、第4打席での見逃し三振について「(長身投手で)あの高さから落ちてくるとどうしても(見逃した球は)ボールに見えてしまって……(この敗戦に)ショックです。ちょっと何も考えられないくらいショック」と肩を落としていました。

前日の2回戦でスリーボンド相手にいい勝ち方をできただけに、余計に悔やまれる敗戦だったかもしれません。
奥川投手は「僕で負けてはいけなかった。エース(植谷投手)で負けないと……」と点の取れなかった打線のことは一切口にせず、絞り出すようにこう話してくれました。

ほとんどの選手は初出場でした。いい経験になったと思うけど、またこの場に戻ってくるためには激戦の千葉県大会を勝ち抜かなければなりません。簡単な道のりではありませんが、ひとまわりもふたまわりも大きくなってまた天皇賜杯に帰ってきてください!これからも応援してます!


私としても松戸市役所の敗戦がショックで……試合後みなさんと少しお話しし、準々決勝を撮影するためにスタンドへ戻りました。

たまたま本当に偶然なのですが、先週高松宮賜杯2部の撮影で北海道へ行った時に六花亭の選手と知り合い、天皇賜杯も水戸市長旗も出ます!とのことだったので、お会いできたらいいねーと話したら、組み合わせが松戸市役所と同じ山でした。
勝っていれば対戦が見れたのですが……そんなご縁で、松戸が敗れたショックを抱えたままではあったけど、六花亭の試合を見て帰ろう、と気持ちを切り替えました。

過去に天皇賜杯で六花亭の試合を見たことはあったんですが、盛大な応援団を久しぶりに見られてワクワクしました。

選手のこととかは全然わからないけれど(知り合った選手も怪我でベンチを外れていた)、撮っていてすぐにとても雰囲気のいいチームで楽しいな!と思いました。

一目で気になったのは2番の高野選手。
足が特徴なんだろうなというのは、打席での工夫ですぐにわかりました。バントの構えをしたり走り打ちをしたり。
頭から滑り込む泥臭さも(怪我には気をつけてほしいけど)大好きです。
8回には細身の体から思い切りのいいスイングで長打も放ち、もうしっかり覚えたし、私の「また見たい選手リスト」に追加されました(笑)

試合は最後、主将が代打で出てきて試合を決めるという漫画のような展開。幕切れもいい写真が残せて、この試合を撮れたご縁に感謝しました。六花亭の野球部に出会えてよかったです。

この記事は準決勝後に書いていますが、準決勝もすさまじい2試合でした。また次に記事も楽しみにしていただけたらうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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