【スポニチ杯・第二試合】大阪シティ信用金庫が貫録勝ち!大学王者・白鴎大学は敗戦に涙

【スポニチ杯・第二試合】大阪シティ信用金庫が貫録勝ち!大学王者・白鴎大学は敗戦に涙

第二試合は天皇賜杯優勝の大阪シティ信用金庫に大学王者の白鴎大学が挑みます!

白鴎大学
000 000 0|0
030 141 X|9(7回コールド)
大阪シティ信用金庫
(白)高久-清水
(大)大橋、上羽、日下-小嵜、豊岡

今大会唯一の大学生チーム、白鴎大学。相手先発投手を全員で確認。シートノックも熱心に見ている姿がありました
白鴎大学、先発は高久投手
大阪シティ信用金庫の先発は大橋投手
2回裏、大阪シティ信用金庫は失策と四死球で1死満塁の好機を得て、大橋投手の二ゴロで1点。白鴎大学のセカンド・宇佐美選手(手前)が右前に抜けそうな強い当たりを止めひとつアウトを重ねます
その後、適時打を浴び白鴎大学はさらに2点を失いますが、二盗を刺すなど随所に好プレーも!
大阪シティ信用金庫は積極的な打撃。4回裏、3連打で満塁とし、またも大橋選手の二ゴロで1点を挙げます。口火を切った6番・松島選手の中前打
そして7番・西林選手も中前へ
岡本選手の犠打が内野安打となり、大橋投手!
近すぎてカメラに収まらなかったのですが、一塁手がはじいた打球にすばやく反応してアウトを取ったのはまたも宇佐美選手。主将はプレーで引っ張ります
4回が終わり、ひとりの走者も出せていない白鴎大学。天皇賜杯優勝チームの壁は厚い
5回表、連続四球で一、二塁の好機を得た白鴎大学でしたが、大阪シティ信用金庫・小嵜捕手のするどいけん制でタッチアウトに
けん制死しても二盗をしかけるなど果敢に挑み、2死三塁まで攻め立てますが、一本が出ず
5回表、大阪シティ信用金庫は小嵜選手、岡本選手の適時打などで4点を挙げ突き放します(写真は小嵜選手)
大阪シティ信用金庫の強烈な当たりが何度も飛びました。白鴎大学の遊撃手・長谷選手の懸命なプレー
白鴎大学は6回を終わり9点差。10安打浴びながらもひとりでマウンドを守り切った高久投手(左)には笑顔も
大阪シティ信用金庫は6回から上羽投手
白鴎大学、9点差を追う7回も2死。コールド目前で代打・相田選手がチーム初ヒットを放ちます!
しかしながら代走・大川原選手が盗塁失敗で試合終了
大阪シティ信用金庫は7回を日下投手(右)が締め快勝
白鴎大学は最後、盗塁を失敗した大川原選手がうつむき、涙。奥に写る主将の宇佐美選手が寄り添いベンチをあとにしました

天皇賜杯優勝チームに挑んだ白鴎大学。
地元栃木の強豪、足利赤十字病院を始め松戸市役所、旭製作所、京葉ガスなど関東地区の社会人軟式野球トップチームと数多くオープン戦をこなしていたようです。

力の差があることはわかっていたと思いますが、全員が勝利に向かって懸命に食らいつき走っていました。だからこそ、涙が出るのだと思います。誰一人、勝利を諦めていなかった。その姿勢が見えたので、点差はつきましたが、見ごたえのある試合でした。攻めたプレーをしたからこそ、エラーや四死球が出たのだと思います。

この試合を撮影して、大学軟式に非常に興味がわきました。何度か試合を観たことはあったのですが、これほどアツいチームを見たのは初めてだったでした。

そのアツいチームにあって、ひときわ存在感を放っていたのが主将の宇佐美選手です。攻撃の指揮も彼が取っていて驚きました。小柄な選手ですが、打席でもヒットこそ出なかったものの大きなスイングが印象的で、背番号10がよく似合う選手でした。

敗れはしたものの、ハツラツとした清々しいプレーをありがとうございました!

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