水戸市長旗、決勝は静岡県代表・静岡ガスが愛知県代表で天皇賜杯優勝・フタバ産業を5対3で下し、5年ぶり4度目の頂点に立ちました。
熱いシーソーゲームは8回裏に決着!
試合の様子を写真で振り返ります。
決勝 フタバ産業(愛知)vs 静岡ガス(静岡)
フタバ産業
000 002 100|3
100 000 04X|5
静岡ガス
(フ)二村、奴賀-尾西
(静)竹内、安藤、小井-増田
静岡ガス 初戦から厳しい試合を勝ち抜いてつかんだ頂点
優勝した静岡ガスは1回戦からの登場でした。
4日間で5試合。激戦の連続。
武内プレス工業戦は2点を追う8回裏、4番・志田選手の走者一掃適時二塁打で逆転勝利。
続く2回戦・キャプティとの試合は息詰まる投手戦。1-0、安藤投手完封。
京葉銀行との準々決勝は延長15回タイブレークを制し、ダブルヘッダーの準決勝は球場移動して16時15分試合開始のナイターに。
日立Astemo厚木工場の追い上げを振り切り4-2で勝利し決勝進出。
そしてこの決勝も先制し、一時逆転を許すも土壇場で再逆転。
書き出してみるとすごいです。
高い集中力とタフな精神力、体力。
今年、国体と天皇賜杯の出場を逃した悔しさをぶつけ、最後は強豪チームの意地を見た気がします。
見事な優勝でした!
おめでとうございます!
静岡ガス・増田選手
記憶が確かなら、天皇賜杯連覇した2020年(京葉銀行との、こちらも延長にもつれる激戦でした)、増田選手は1年目だったのかな。優勝し、ひとり泣いてたんですよね。
先輩たちによくやったと抱きしめられてました。
強豪チームの正捕手を任されるプレッシャーはすごかったはず。安どの涙だったと思います。
久しぶりに拝見し、ものすごくたくましく感じ、この時のことを懐かしく思い出しました。
あらためまして、静岡ガスのみなさん優勝おめでとうございます!!
天皇賜杯との二冠達成ならず フタバ産業
惜しくも8回裏に逆転を許し、初優勝にわずか届かなかったフタバ産業。
天皇賜杯優勝は記憶に新しく、その勢いのまま水戸市長旗も獲ってしまいそうでした。
試合中に歌い出すチームは初めて見たので(リードボーカルは主将の豊田選手と判明しました(笑))撮りながら私も笑ってしまうほど。
つねに自然体で、だからこそ力が出せるのだと思います。
だいたい準優勝チームの集合写真って暗くなりがちなんですが、彼らはいつもどおり。
メリハリが大事だと、教えてくれます。
タイプの違う投手6人に、どこからでも好機を作れ、誰に回ってきてもきっちり点が取れる得点力の高さ。決勝はうまくいかないこともありましたけど、ただ明るいだけのチームでないことは見た方全員が、そして対戦した相手が何よりもわかっていること。
今大会は全国でも屈指の強豪・静岡ガスの意地を見ましたが、躍進してくるチームの勢いや勝っていくことで自信を深める姿って気持ちがいいしワクワクします。
千葉でいうところの京葉銀行とAKIRAみたいな感じです。
どちらにも代えがたい良さがある。それが個性だし、チームカラーだから、同じであってはおもしろくないですし。
だからフタバ産業ももっと強くなって、全校常連チームになっても変わらないでいてほしいなと願っています。
個人賞
☆最優秀選手賞
静岡ガス 渡邊洋平選手
☆敢闘賞
フタバ産業 早田宏遥選手
打撃賞
静岡ガス 増田来希選手 20打数6安打 .300
勝利監督賞
静岡ガス 車谷芳紀監督
4日間、ありがとうございました!
水戸市長旗を持って、全日本軟式野球連盟主催の大会は終了です(今年はスポニチ杯がありません)。
2022年も高松宮賜杯、天皇賜杯、水戸市長旗と取材させていただきました。
どの会場でもみなさんよくしてくださり、本当にありがとうございます。
サンニッパの認知度はまだまだですが、特にこの活動を大きくしようとは思ってないので、このままマイペースに楽しみながら続けていきたい所存です。
ただ、こんなにみなさんかっこいいので、選手たち、チーム関係者、ご家族、そしてファンの方に届け―!という思いではやっています。
なので、ぜひこの記事を見た方はたくさん広めてください。
これまでの記事や、今回の決勝の記事をよく読んでくださった方は感じているかと思いますが、私は流れを大切にしています。
そのプレーひとつだけじゃなく、試合開始から終了までのストーリー。前後の打席、前の試合、昨年の試合……背景を大切にしながら撮影に挑んでいます。
打った投げただけではなく、ささいな表情の変化から選手の感情のゆらぎを捉えたい。
他のメディアでは出せない色だと自信があります。
これからも可能な限り現場で選手なひたむきな姿を撮り続けていけたらなと思っています。
今大会もたくさんお声掛けいただいたり、話をきかせてもらったり、私に関わってくれた全てのみなさまありがとうございました!
最後に。
ひとりでの撮影・執筆(というほどの文才は皆無ですが)・サイト運営はかなり体力的にも精神的にも消耗します。よかったら、記事下のサポート欄から応援、差し入れいただけると今後の活動の励みになり大変うれしいです!よろしくお願いいたします。