水戸市長旗千葉県大会【優勝は京葉銀行】決勝 AKIRA vs 京葉銀行/写真ルポ/長嶋茂雄記念岩名球場 2023.7.28

水戸市長旗千葉県大会【優勝は京葉銀行】決勝 AKIRA vs 京葉銀行/写真ルポ/長嶋茂雄記念岩名球場 2023.7.28

7月28日に行われた、水戸市長旗千葉県大会の準決勝、決勝ダブルヘッダー。
濃密な3試合で写真も多いので1試合ずつ書くことにしました。ようやく決勝の写真ルポ完成!ごゆっくりお楽しみいただけましたら幸いです。

※写真の二次利用・転載はいかなる場合でも禁止です(SNSのアイコン等も該当します)

決勝 AKIRA vs 京葉銀行

AKIRA
102 030 100|7
110 000 06X|8
京葉銀行
(A)髙井、沖垣-久保田勇
(京)山根、栗原、山﨑-兵藤

選手の声

京葉銀行・雪下選手(主将)

(終始涙が止まらず)国体、天皇賜杯を落としていろいろ言われることもあったし、すごく苦しかった。逆転した8回は5点差ついていたので開き直って行った結果。ひっくり返せると信じていた。企業の名前を背負ってやらせてもらっているので結果を出さないといけない。この大会までの間、若い選手たちに嫌われても「仲良しクラブではないのだからベテランが厳しく言っていこう」と話し合っていた。世代が変わっても厳しさは先輩たちが刷り込んでいかないといけない。千葉県大会を勝ち抜くのは本当に大変。東日本(水戸市長旗)では優勝したい。

AKIRA・久保田勇選手(兼任監督)

勝ちきれなかった。8回は(3回以降)ずっと走者が出ていなかったので、1人出たら続くことは想定していた。捕手で試合に出ていると「バッテリーでなんとかしよう」とまず思うので継投は遅れがちだが、今日は勇気を持って変えることができた。結果逆転を許してしまったけれど……。大会を通じて若い選手たちが本当によく頑張ってくれた。彼らがミスをするのは想定内。そこをベテランでカバーしようと。攻撃面ではそれができたと思う。まだまだやることはたくさんあるが、選手を試すとかではなく現状一番いいメンバーで臨んだ。若い選手たちに大きな大会を経験させてあげたかった。難しい1年になると思っていた。この経験を糧にまた来年頑張りたい。

あとがき

千葉県大会の決勝って、劇的にならなければいけないルールがあるんでしょうか。
正直、あの8回は想定してませんでしたが「もしや」と思わせるような、非常に印象的な言葉が京葉銀行ベンチから聞こえていたのです。

「いつもこの時間(夏の西日がきつい午後)に練習してるんだから、これからが俺たちの時間だ」

5点差を追う劣勢にも関わらず、決して下を向かないしぶとい京葉銀行が帰ってきたように感じました。
そして1点入ったあと、ガラリと空気が変わりました。まだ1点なのに、です。森川選手の3ランで完全に逆転の流れへ。蛭田選手も兵藤選手も決していい当たりではありませんでしたが、そういう打球が落ちてくれる。野球って不思議なスポーツだなって改めて思いました。

真夏のダブルは本当にきついです。体力も集中力も切れておかしくない。100%のパフォーマンスなんて出せないです。そこで何が勝敗を分けるか。

写真から試合展開や選手たちの気持ちのゆらぎや撮り手の私の気持ちなど汲んでいただけていると思いますので、今回はあとがきで余計なことを書かないことにします。
というより、私の主観であれこれ書くことについてこの試合は非常に考えさせられたのです。

京葉銀行のみなさんはぜひ11月の水戸市長旗では優勝して千葉にもうひと枠持って帰ってきてください!AKIRAのみなさんは来年必ず雪辱を果たしてほしい。

社会人軟式の三大大会(国体、天皇賜杯、水戸市長旗)の千葉県大会はこれで終わり。今年も全ての大会がドラマティックで思い出しても胸がいっぱいです。撮影させていただきありがとうございました。やはり私な千葉のみなさんが大好きです。

千葉県大会は終わりましたが、サンニッパの活動はこれからもぼちぼち続いていきますので、引き続き見にきていただけたらうれしいです。また、写真購入やサポートも大変ありがたく、みなさまのおかげで活動が成り立っています。今後ともよろしくお願いいたします。

激闘を終え、気づけば真っ暗に
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