本日9/21は２会場で準々決勝／準決勝がダブルヘッダーで行われました。
私はさがみどりの森球場で３試合を撮影。
早速試合結果とハイライト写真、そして選手の声をお届けします！
目次
第１試合｜準々決勝｜大阪シティ信用金庫（前年度優勝）vs ゴリラクリニックベースボール（東京第２）
大阪シティ信用金庫（前年度優勝）
050 000 000｜5
000 000 000｜0
ゴリラクリニックベースボール（東京第２）
（大）松岡－小嵜
（ゴ）加藤、箭内－東
大阪シティ信用金庫・松岡投手が圧巻の投球。無四球、被安打はわずか２。いずれの走者も併殺に打ち取り、終わってみれば打者２７人で完封。２回に連打に足を絡めて好機を広げ、相手のミスに乗じて一挙５点。ゴリラは２番手・箭内投手が力強い投球で無失点救援も、打線に元気なく松岡投手の前に二塁すら踏めず。
第２試合｜準々決勝｜AKIRA（千葉）vs 和合病院（愛知西）
和合病院（愛知西）
100 200 000｜3
101 004 00X｜6
AKIRA（千葉）
（和）山口、水野、緒方－山田
（A）小川、中川－久保田勇
中盤までは和合病院ペース。しかしAKIRAは整備明けの６回、２番手でマウンドにあがった中川投手が三人で抑えて流れを呼ぶ。その裏、１点を追う攻撃は四球と連打で無死満塁とし、まずはたたきで同点。６番・竹谷選手の適時打で勝ち越し。なおも１死一、三塁、投ゴロで三塁走者が挟殺プレーとなるも和合病院にミス。ボールが転々とする間に一塁走者も生還。４点を挙げ逆転に成功。終盤も中川投手が凡打の山を築き、逆転勝ちで準決勝進出を決めた。
第３試合｜準決勝｜AKIRA（千葉）vs 大阪シティ信用金庫（前年度優勝）
AKIRA（千葉）
002 000 000｜2
000 001 000｜1
大阪シティ信用金庫（前年度優勝）
（A）髙井－久保田勇
（大）大橋、松岡－小嵜
昨年の天皇賜杯２回戦で敗れている大阪シティ信用金庫にリベンジを果たし、AKIRAが決勝進出！３回、１死から連打で一、三塁を作るが、たたきは本塁タッチアウトで２死一、二塁。しかしここから５番・久保田勇選手、６番・竹谷選手に連続適時打が飛び出し２点を先制！以降は立ち直りを見せた大阪シティ信用金庫の大橋投手、２番手の松岡投手の前に出塁すら難しかったが、先発の髙井投手が素晴らしい投球を披露。６回に２死三塁から二塁後方の不運な当たりで１点返されるも、最終回、１死一、三塁の大ピンチで４番、５番を打ち取り試合終了。前年度優勝チームに勝利し、狙うは初優勝！
《選手の声》
みんな大舞台が好き。戦うごとに強くなるチーム｜AKIRA・藤井一輝主将
始まる前は大変だなと思ったけど、いざ始まってみたら不思議とやれる自信がわいてきている。
準決勝のように髙井（投手）に任せっきりの試合もあれば、和合病院の試合のように野手が頑張る試合もある。そうやって投手陣、野手陣がそれぞれに助け合いながら勝っていけるのがうちのチームカラーかもしれない。
トーナメントの先を見れば強豪ばかりだったけど、１つ１つの気持ちで。目の前の試合に勝たなければ次はないのでそういう意識でやってきた。
みんなこういう舞台が大好きで「やってやろう！」という気持ちで臨めている。うちは強い相手にもまれながら、戦うごとに力をつけていくチームだと思う。
それは激戦の千葉県大会でいいチームと戦い、勝ち抜いてきたことがとても大きい。
藤井選手の話を大きくうなずきながら聞いていました。
すごく話の上手な藤井選手。
どんどん話を発展させて、納得できる話の数々。
打つ方で大活躍だった今日。
「自分の中では普通のこと。ちゃんと準備してきた」
喜びというよりは、当たり前のことを当たり前にできた、という感じでした。
千葉でもまれて力をつけ、２年連続の天皇賜杯。
昨年は天皇賜杯の後、水戸市長旗を獲り、スポニチ杯では日本一に。
藤井選手の言う通りに強豪にもまれどんどん強くなっていくAKIRA。
社会人軟式野球最高峰の大会、頂点まであとひとつです。
今日の２試合はすごくうれしかった｜AKIRA・久保田勇眞選手兼監督
（準決勝・大阪シティ信用金庫戦、９回裏１死一、三塁のピンチ）円陣では「絶対にたたいてくるから、前に出て万が一頭を越されてピンチを広げるよりも、ひとつ確実にとろう」という話でまとまった。まさか打ってくるとは思わず焦った。結果打ち取ることはできたけど、たたいてくることを前提のリードで、配球としてはかなり危険だったと思う。髙井はいい球がずっと来ていたので、いいところに投げさせるだけだった。
和合病院は序盤どんどん振ってきていたのに自分たちが逆転した後、打者が消極的にボールを見てくるようになったと感じた。そこをついてどんどんストライクを取っていくことができ、すごく大きかったし楽になった。
今日の２試合（の勝利）はすごくうれしかった。
いつもは打っても、勝利しても、あまり派手に喜ばない久保田勇選手。
今日はめずらしく塁上で大きく両こぶしを突き上げたり、試合終了時もニコニコしていたり、すごくうれしそうだったのが印象的でした。
本当にうれしかったんだなって、私もうれしくなりました。
決勝も久保田勇選手が思わずガッツポーズしてしまうような試合になることを期待します！
久保田勇選手の視点とか気づきを聞けるのはすごく面白い。
いまは監督も兼任されているからより充実しているのかもしれません。
キャッチャーの話を聞くのが大好きなんです。とても勉強になります。
撮影後に聞く話は「野球を撮る」ということをさらに深めてくれている気がします。
いつもみなさんありがとうございます！
千葉県大会の初戦から見てきたAKIRAがついに天皇賜杯決勝の舞台へ
千葉県中心に撮影活動をしている私は、天皇賜杯千葉県大会も全日取材しました。
２年連続出場を目指したAKIRAは初戦から決勝まで４試合すべて撮影。
笑顔の連覇も胸がいっぱいになりました。
そんなみなさんがついに全国制覇に王手をかけた。
準決勝勝利した時点でうっすら泣いていた私。
明日はどんな気持ちで撮影するのだろう。
大躍進の昨年は天皇賜杯千葉県大会、水戸市長旗千葉県大会、水戸市長旗本戦、スポニチ大会、千葉県選手権と決勝に進んだ５回すべて優勝。
今年の千葉県大会も優勝し、決勝はA昇格後負けなしの６連勝。
みなさんが笑顔で終われるように、優勝旗を千葉に持ち帰ってほしいです！
決勝はAKIRA（千葉）vs フタバ産業（愛知東）どちらが勝っても初優勝
前年度の優勝、準優勝チームが揃って準決勝敗退という新風吹き荒れる今大会。
千葉県代表・AKIRA
愛知県（東）代表・フタバ産業
どちらが勝っても初優勝！
県勢の優勝で見てみると、
・千葉県代表 2018年（京葉銀行）以来4年ぶり
・愛知県東代表 1995年（日精工業）以来27年ぶり
となります！
台風の影響で日程が詰まり、選手たちの疲労もピークかと思います。
ここまできたら全てを出し切って悔いなく終わってください！
私もみなさんの活躍をしっかりとおさめたいと思います。
決勝もよろしくお願いいたします！
