決勝 旭製作所 ４−０ 旭鋼管工業
あとがき
志願の先発出場
決勝のスタメンを二度見しました。
え？？伊藤選手いる？！！
準決勝の記事を読んでくださった方はご存知かと思いますが、怪我のために準決勝は出場がなかったのです。
バット振れても全力で走れないのでは……大丈夫かな……いやでも出てるってことはきっと大丈夫なんだろうな。頑張って欲しいなって、祈るような思いでした。
２回の第１打席は無死一、三塁で回ってきました。回ってくるんですよね、こういうときって。野球は本当に不思議です。ベテランの伊藤選手ならきっちり先制点につながる打撃をしてくれるはず。
結果は４−６−３の併殺打でしたが、先制点は入りました。朝会ったときは歩き方も見てて違和感あったのに全力で走れるんだから、選手たちのここぞの力はすごいなっていつも思います。無理はしてほしくないけど。
４回の第２打席は無死一塁。
島田監督がブルペンで投球練習をしていたのでサインどうするんだろう、と思っていたら伊藤選手自身が出していました。しっかり叩いて走者を二塁へ。素晴らしい。
試合後、伊藤選手に尋ねてみると「行けそうだったから、出してくれと言いました」と、志願してのスタメンだったことを明かしてくれました！すごい……。
昨年の天皇賜杯でも初回の守備で走者と交錯して足を痛めたんですよね。それでも最後まで出続けて、タイムリーも打って。痛みに耐えて……と美談にしたいわけではないです（むしろ私は無理してほしくない派）。
軟式の選手たちってベテランになって衰えるって感じがあまりなくて、むしろ積み重ねてきたものがいいところとして全部プレーに出てくる。安心感があり、素直に頼れる存在だなって見ています。この日の伊藤選手はまさにそういう存在でした。
４回に１死二塁でバントエンドランだったのかな、主将の清水選手が空振りして二走が三塁でアウトになってしまい、その回は追加点取れなかったんです。その直後、伊藤選手は守備に行く前の清水選手に声をかけていました。何を話してたかは聞こえなかったけど、選手へのフォローもさりげなくできていて、ベテランの存在って温かいなって。
埼玉はここ２年、関東ブロックで敗退して本戦出場を逃しています。
旭製作所としては２０１６年の岩手国体以来８年ぶりの本戦出場を目指します（私調べ。全軟連のHPで確認しましたが間違ってたらごめんなさい）。ぜひ突破して、伊藤選手には万全の状態で全国の舞台に行って欲しいなと思っています。
本戦出場を願って
今年の関東ブロックは山梨県開催。
旭製作所の４番・東小橋川選手は高校が帝京三（山梨）だと知り、凱旋だ！と。本戦出場をつかみ取る大活躍を期待したいですね。慣れ親しんだ球場が会場だと思うし、のびのびやってくれそう。
国スポはベンチ入りの人数が他の大会よりも少ないので、監督も貴重な戦力なんですよね。
埼玉に関しては無知すぎて島田監督が投手なのも知りませんでした。この日は決勝の最後を締めて胴上げ投手になったし（胴上げはなかったけど）、ぜひ関東突破して本戦でも！前回出場時の８年前は主戦だったのかなあ……。
スタメンで出てない選手も貴重な戦力なので、今いるうちの誰かがベンチ外れるって想像したくないんですよね。
私が昨年の天皇賜杯を見たときからずっと気になっている選手が、背番号２０の須貝選手です。
一塁コーチャーで声を出し続けていて、天皇賜杯のときに目が離せなくなってしまいました。
声だけじゃなくて出ている選手へのサポート、守備から戻ってくる選手を出迎えるところも、振る舞いが全部素晴らしくって。どう素晴らしいかって、それはぜひ実際見てみてください（笑）
この日も２試合、止まってるときないんじゃないかってくらいチームのために動き続けてました。
まだプレーは見たことないんですけど、過去の大会のデータとか調べていたら投手なんですね！いつか投げているところを撮る日が来るといいな。
充実の３試合、本当に来てよかった
今年はいろんな県の試合を見たいなって思って、活動を再開してから関東各県の連盟HPと自分の仕事の予定をにらめっこして行けるところを書き出しました（千葉から気軽に行ける関東が中心になります）。
埼玉はいつも千葉と日程が重なることが多く全然行けるチャンスがなかったのですが、今年は行けそう！しかも代表が決まる準決勝、決勝のダブルなんて最高じゃん！と５年ぶりに埼玉の県大会に来ました。
わかる選手は数人しかいないけど、初見でもすごく楽しかったのは４チーム全てのみなさんが明るく元気で精一杯のプレーをたくさん見せてくださったから！写真を見ていただいて、十分伝わっていると思います。
最後はビビって閉会式のときグラウンドに出られなかったけど（笑）それはそれでいいかなと。また近いうちに行くことができたら、そのときは頑張ってみます。初めて交渉するときは、やっぱり大変なんです。チームに知っている人がいても、です。
グラウンドに降りなかったことで撮れた１枚もあるし、目線を変えるのもおもしろいという発見もありました。
次埼玉に来るのはいつになるかわからないけれど、いい出会いがたくさんあったのでまたの機会が待ち遠しいです。私と出会ってくれた方々、このご縁に感謝しています。
天皇賜杯の県大会もまもなく始まりますね。きっと白熱することでしょう。みなさんが力を出しきれますように！
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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