国スポ関東ブロック2日目まとめ

国スポ関東ブロック2日目まとめ

8月25日に行われた国スポ関東ブロック2日目。
小瀬スポーツ公園、山日YBS球場へ行ってきました。
本選出場、最後の一枠をかけての戦いです!

敗者復活戦 AKIRA(千葉)12−4 西濃運輸(群馬) *7回コールド

千葉県代表、本選出場決定!

あとがき

2日で3試合。

敗者復活戦があるものの、1発で決めないとものすごく過酷なのが関東ブロック。1日目だけ見て帰る予定だったけど……千葉と群馬の戦いを見ないわけにはいかないので、延泊しました。

残り1枠をかけた争いが千葉と、県大会見に行くほど大好きな群馬になるなんて本当に心苦しくて。

2日目は朝、泊まっていた富士河口湖町から甲府市へ移動。40分くらいでした。

甲府市に入ったあたりから雨が降ってきて。
雨足が強まり試合できるのか心配したけど、15分遅れで始まりました。尽力してくださったスタッフの方々、ありがとうございます。

AKIRAのみなさんは、前日の第2試合で雨天中断もあったなか4時間近い激闘の末に敗れ、第3試合の敗者復活戦に回りました。
試合は日没コールドで18時に終了。勝利し、本戦出場に望みをつなげました。

関東から出場できるのは5チーム。出場は8チーム。
今回は栃木県が残念ながら辞退されたとのことで、7チームで5枠を争うことに。

最後のひと枠をかけた一戦はコールドで決着しました。

ワクワクした両先発投手

AKIRAの先発は髙井投手。
西濃運輸の先発は、高崎市役所からの補強・堤投手でした。

好投手同士の先発で、どちらかが本戦に行けないなんて……という気持ちでずっと見てました。
私は堤投手が大好きで、群馬まで足を運んででも見たい選手!
国体(今年から国スポ)は毎年補強に選ばれて、ベンチからも「(本戦出場)請負人!」って声が飛んでいたほど。

2年前の関東ブロックでも群馬は千葉と対戦しました。その時も補強で選ばれてた堤投手は「群馬の宝!」って仲間から言われてましたから。いや本当にそうだと思います。
そして、こんなに見ててワクワクする選手はなかなかいないです。

この日は序盤から失点し、スピードもそこまで出てなくて、直前まで官公庁の全国大会もありハードな日程だったから本調子じゃなかったのかなあと(高崎市役所は官公庁で全国制覇しました!)。

堤投手は投げても打ってもすごいけど、表情や声掛けも良くて、そういうところも大好きで。技術もすごいけど、仲間思いの温かい選手。あ、これ私が外から見てる印象ですから、実際はお話ししたこともないしわからないですけど……。

国スポの群馬県大会におじゃましたのですが、高崎市役所の水野監督が準決勝で敗れた後、おそらくは補強で選ばれるであろう堤投手について「自分のチームで出させてやりたんだけどね……」と複雑なお気持ちを話してくださいました。
来年こそは自チームでこの舞台に立てることを願っています!

AKIRAの髙井投手は3回まで完全投球。
前日の神奈川代表との試合は四球が多かったり、ちょっとらしくないなって投球だったところから立ち直り、さすがエース!って思って見てました。

ただ西濃運輸が2巡目から捉えはじめ、ジリジリと追い上げられる展開に。AKIRAに守備のミスも少し出てしまって、たちまち1点差に。

試合後、本戦出場は決まったものの髙井投手はずっと厳しい表情。
「もう1回、作り直します」
一言だけでも気持ちを聞かせてもらえてうれしかった。本戦でやり返せば大丈夫。大舞台に強いのは、2年前の天皇賜杯で証明済みなので!

地元凱旋で躍動!

1点差に迫られた5回裏、地元山梨出身の坂本選手の内野安打で1点。
さらに6回はホームラン2本で6点を挙げ突き放したAKIRA。
本戦出場最後のひと枠を掴み取りました!

関東ブロックでも豪快なスイングで魅せてくれた坂本選手。
この日、大飛球は惜しくもファールになったけど、2打点の活躍!今年の躍進が目覚ましい2年目の選手です。地元で活躍できてよかった!

ミス取り返す主将の1発

6回の2本のホームラン。

1本目は無死一、二塁で3番の主将藤井選手。
珍しく2球バントを試みて、どちらもファールに。追い込まれて、そこからの3ランですよ。

試合後、いつもたくさん話してくれる藤井選手。
私この日メモしておくの忘れてしまったので、間違ったこと書くといけないから割愛しますけど(私の中には残っているけど、ちゃんと書き出せる自信がない)、1点の重みについて話しました。

AKIRAって、負ける時は1点差が多いんです。1点取りきれないとか、ミスがあったりとか。その「1点」について話しました。説得力のある話ばかりで、本当にいつもありがとう。

圧巻の3試合連続弾!!

2本目のホームランは久保田勇選手。
なんと3戦連発ですよ!
3ラン、3ラン、2ランかな。3発8打点。
先制の中越え二塁打も素晴らしかったし、絶好調すぎて、このホームランには笑ってしまいました。

背番号が30じゃない!って思った方!
そうなんです。資格の関係?で、30番は2年前に引退した岡本選手が監督代行として背負ってくれてました。

30番が岡本監督代行。試合間にはアップもしてて「出る気満々です!」と!

好調だったのは背番号が軽くなったからかな?って思ったけど、サイン出したりはいつもどおり久保田勇選手がやっていて、理由は別にちゃんとありました。

打席でのボールの待ち方を変えて、それがすごくしっくりきてるって話してくれました。
姿勢や顔の位置、目の付け方など、聞いててすごくわかりやすくて勉強になりました。本来の打撃を取り戻してくれてうれしい!
「(年齢で)衰えてるんじゃなくてよかった(笑)」ってホッとしてたのがほほえましかったです。

国スポはベンチ入り人数が監督含め16人で、いつもの大会より少ないんですよね。
AKIRAは捕手登録が1人、久保田勇選手しかいないんです。
「腹くくりました」って言ってたので、大変だと思うけど本戦でも試合を決める長打を期待してます!

メンバーを外れて見た景色

無事、本戦出場を決めたAKIRA。

青山投手と有賀選手がベンチ入りを外れていますが、青山投手は2年前に茨城県代表で国体(今年から国スポ)出場経験があります。

国スポは所属の県を変えると2年間、出場できないんですよね。そういうルールがあります。なので予備登録にも名前がなく、スコア書いて声出してチームをサポートしていました。

2年前、茨城県代表の補強選手として投げている青山投手を見ました。試合後に声をかけてくれて、そのときがはじめましてでした。
AKIRAに移籍してきてからもよくお話しさせてもらうんですけど、今回の関東ブロックでは外から見てて感じるところがたくさんあったみたいです。選手としてベンチに入っている時と見え方が違って、すごく刺激になったと。自分に落とし込みたいところや、律するところもたくさん見つかったって。

今年、県大会であまりいい投球できてなくて悔しい思いもあっただろうし、こんな言い方は変かもしれないけど、2年間という縛りがあってよかったのかなって。選手として入れなかったからこそ見えた景色だったと思うから。

トレーナーさんが撮影してて、このあとちゃんと青山投手と有賀選手も加わって撮ってました。私は一観客としてきてたのでスタンドから微笑ましく眺めてました〜

おわりに

関東ブロックは何度が取材の打診をしたんですけど、いいお返事がいただけなかったので、一観戦者としておじゃましました。ちなみに佐賀での本戦は取材申請が通っています。なおさら不思議……。

掲載はチームに確認して許可を得られたので、今回記事にしています。
試合後、西濃運輸の五十嵐監督に話をしていたら私を認識してくださっている選手もいて、すごくうれしかったです。ありがとうございます。本戦で見れないのが残念です……。

私は本業で高校野球関連の仕事をしていて、関東ブロックの前日が甲子園決勝だったので、1日目はPC片手に撮影しながら原稿チェックしたり慌ただしかったけど、山梨まで来てよかった!

あと1ヶ月ちょっとで本戦です。私も佐賀に行きます!
昨年、鹿児島国体を取材予定だったけど、体調不良で断念。取材として国スポに行くのは初めてです。国スポって雰囲気が独特なので、すごく楽しみ!

最後までお読みいただきありがとうございました!!

朝の雨が嘘のように青空が広がりました
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