11/27(土)に行われた千葉県選手権、準決勝第二試合です。
Aクラス、国体千葉県予選優勝の京葉ガスが堅実な攻撃で得点を重ね、壮年で県内2冠の千葉東葛クラブにコールド勝ち。決勝進出を決めました。
京葉ガス
100 016|8
000 000|0(6回コールド)
千葉東葛クラブ
(京)村松、中重-青山
(千)窪田、小澤、塙-高橋
※今大会は7回制で、5回7点差でコールドが適用されます
京葉ガスは初回、いきなり西出選手、谷選手が連打。1死二、三塁とし山本選手の遊ゴロで1点を先制します。鮮やかな先制攻撃!
1点を追う千葉東葛クラブは3回裏、先頭の7番・永田選手がヒット。しかし三振、盗塁失敗で2死走者なし。9番・小澤選手がヒットで出塁も、打線がつながらず。
京葉ガスは2回から4回までヒットなし。千葉東葛クラブの窪田投手が打たせて取る投球で序盤は互角の展開です。
千葉東葛クラブは3回に続き、4回も1死満塁の好機を得ますが、エンドラン失敗で同点ならず。
京葉ガスは5回に待望の追加点。
7番・中村選手がバントヒットで出塁すると犠打で1死二塁。9番、指名打者に入った小平選手がヒットで続き二、三塁。1番・西出選手の打球は三遊間を破り1点。二走の小平選手も本塁を狙いましたが、千葉東葛クラブ・野中選手の好返球でタッチアウト。なおも2死二塁と追加点のチャンスは窪田投手が踏ん張りました。
この撮影位置で左打者の叩く瞬間をとらえるのはタイミングが非常に難しく、理想の1枚が撮れました。三塁走者を入れ込むのもポイントです。左打者の場合、インパクトは背中に隠れがちなので、コースやタイミング次第で、そう簡単にはうまくいかないんですよね。
6回、京葉ガスは打者11人の猛攻で6点を挙げます。
3番・大嶌選手の二塁打から始まり、決してガンガン打つ!のではなく犠打、四球、たたきなどいつもどおりやることをきっちりやる。相手失策も絡み大量点となりましたが、場面に応じ、基本に忠実な攻撃で得点を重ねました。こういう得点の取り方がどんな相手でもブレずにできるってすごいです。
京葉ガスのベンチからの声で印象的な言葉は「アウトのなり方」。
たとえアウトになっても、その過程ややるべきことをどれだけやろうとできたか、にチャレンジにも重きを置いているようです。いい言葉。
6回に一挙6点の京葉ガス。
8点差とし、村松投手に代わり中重投手がマウンドに上がります。
ヒット1本打たれましたが、後続を断ち無失点。
コールドが成立し、京葉ガスが決勝進出。決勝はAKIRAと京葉ガス。Aクラス同士の対戦となりました。
敗れた千葉東葛クラブの1番レフトで出場した野中選手。
野中「選手」と呼ぶことにまだ違和感がありますので「さん」にします。
2019年まで松戸市役所野球部で3年間、監督をされていた野中さん。
監督時代にたくさんお話させていただき、本当にお世話になったんです。2019年、官公庁全国大会の2回戦で敗退したとき、試合後に「今年で監督は最後」と教えてくださいました。
歴代の監督さんもだいたい3年が目途のようでした。仕方のないことなのですが、ものすごく寂しくてその場でなぜか「嫌です」って言った記憶があります(笑)
当時コーチされていた鈴木さんやベテランの白鳥さんなど、よくしていただいた方がみなさんいなくなってしまうということで本当に寂しかったんです。
あれから2年。松戸市役所野球部で仲良くしてくれていた選手から「野中さんが千葉東葛クラブに入った」「現役の誰よりも打球飛ばしてる」と聞き、いつの日か試合を観るチャンスがあれば!と楽しみにしていました。
千葉県選手権の1回戦で久しぶりにお姿を拝見し、その日は出場なし。ですがユニフォーム姿を見たら、壮年チームの選手とは思えない雰囲気でした。そういえば監督時代もよく試合前に球場の周りをランニングされているのお見かけしたな、と思い出しました。
京葉ガスとの準決勝ではスタメン。ヒットこそ出ませんでしたが外野からの好返球など、プレーする姿がみられてよかったです。試合後にちゃんとご挨拶できなかったのが心残りですが、また球場でお会いできたらいいなあと思います。
にしても、壮年チームのみなさんすごいです。40代ってお仕事も責任ある立場で大変でしょうし、家庭もあるでしょうし、それでもみなさん体も張っていますし、いつ練習してるんだろうって。
いまAクラスで現役の選手たち、いつかまたひとつ上のステージで見ることもあるのかな、なんて想像すると少しワクワクします。
私はそれまで元気に望遠レンズを担げているだろうか……みなさんを見習い、私も体の維持を頑張ろうと思います!