11/27(土)に行われた千葉県選手権。
準決勝、決勝がダブルヘッダーで行われます。
第一試合は今季県内2冠、さらに東日本選手権とスポニチ杯で優勝したAKIRAと初戦でクラスが上のチームを破って勝ち上がったCクラスのNINE SENCEです。
NINE SENCE
000 100 0|1
010 100 X|2
AKIRA
(N)秋本、安藤-石川
(A)深川-久保田
※今大会は7回制です
AKIRAの先発は深川投手。
今季はあまり調子がよくなかったようで、登板機会も減っていました。他のチームの選手からも「深川は投げてないの?」と聞かれることが結構ありました。ケガではなかったようなので安心です。久しぶりに登板を見れるということで楽しみでした。
AKIRAは初回、四球と失策で満塁のチャンスも無得点。
初戦(流山イーグルス)もそうでしたが、なかなかやりたいことを簡単にはさせてもらえないです。格下だとか関係なく。軟式野球って難しいなあ、とあらためて感じた場面でもありました。
2回裏、AKIRAは四球と犠打などで2死三塁とし、1番・森光選手がセンターの前にぽとりと落ちるヒットで先制します。
今季ほぼ全試合同じオーダーで、スタメン見なくても書けるくらいなのですが(笑)適材適所でバランスよいオーダーだなあ、と常々思っています。個人的には森光選手の1番がいい意味ですごく嫌で。本当によく打ちますし、長打もありチャンスにも強いんです。私が見始めたころはあまり試合に出ていなかったのが信じられないくらいです。
先制を許したNINE SENCEですが、このチームも守備がよく!Cクラスはチーム数も多いですし、県大会優勝するチームのレベルの高さを痛感しました。
確か今年の高松宮賜杯(1部)千葉県大会で優勝したD’LLERSもBクラス昇格1年目と言ってましたし(千葉県選手権は惜しくもNINE SENCEに敗れました)クラブチームでもみなさんよく練習されているのでしょうか。そしてきっと高校・大学などでしっかり野球やってきた人たちなのだろうな、とプレーを見て感じました。
NINE SENCEは4回表、1死から3番・大澤選手が右中間へ運び、続く4番・石川選手もヒットで続き二、三塁のチャンスを作ります。
2死となり、多田選手の打球は三遊間の深いところへ。内野安打となりNINE SENCEが同点に追いつきます。
この打球に追いつくだけでもすごいのですが、西田選手ならアウトにしてくれるんじゃないかっていうベンチの期待もわからなくないです。そのくらい本当にうまいですよね。
AKIRAは同点に追いつかれた直後の4回裏、四球と盗塁、犠打で1死三塁を作りますが、ここもNINE SENCE守備陣の好守に阻まれます。
しかし、2死2塁から2番・岡本選手が適時二塁打を放ち勝ち越しに成功!
NINE SENCEの主将、大関健選手。登録は捕手のようですが、外野で好守連発。ベンチではサインを出す姿もありました。またぜひプレーを見たい選手として覚えておこうと思います。
4回こそ3本のヒットを浴び1点を失いましたが、終始落ち着いて最後まで投げ切ったAKIRA・深川投手。
いつも笑顔で「いい記事お願いします!」と声をかけてくれます。あまりよくなかった今シーズン、最後に勝ちで終われたことは来年に向けてもよかったのではないでしょうか。
撮影している私としても、深川投手のいい表情をたくさん見れたので充実した試合となりました。
試合後、AKIRAの中川監督と少しだけ話せたのですが「簡単には(サイン通りに)やらせてもらえないですね」とおっしゃてました。相手投手もよかったですが、どんな相手でも自分たちのすべきこと、したいことをきっちりやりきる難しさを感じているようでした。
水戸市長旗で東日本のチャンピオンになり、スポニチ杯では天皇賜杯優勝の大阪シティ信用金庫を下して優勝してもなお自分たちはまだまだだなと言っているようにも聞こえました。
1年撮り続けた私が見ても、まだまだ伸びしろがあると感じるし、強くなるだろうし。こんな素晴らしいチームが千葉にいることがとても誇らしく思います。
Cクラス相手に苦戦した初戦、準決勝でしたがしっかり決勝へ駒を進めました。今年は決勝に4度進み、負けなしのAKIRA。決勝も楽しみです!