天皇賜杯 閉会式
大会を振り返って
これを書いている今はもう10月になっていて、大会が終わってから仕事が慌しくなり記事作成に時間を取れず、あっという間に時が経っていました。
振り返りを書くにあたって、初日からの記事を読み返しました。写真も1枚1枚全て見直しました。
記事という形で自分の手から離れた瞬間、もう写真や言葉は自分のものではない感覚なんですけど、よく撮れてるし書けてるなって冷静に自画自賛しました。すみません(笑)
決勝は渾身の155枚。
「報道」という立場でこの大会は申請して「取材」させてもらったのですが、おそらく天皇賜杯を取材したメディアで1試合につきこれだけの写真を掲載した社はないだろうし、これだけ両者の目線で試合を、ストーリを語ったメディアもないはずです。
GALLERY 328はメディアと思ってないんですけど、立場上、そういう立ち位置にはいます。こんなひとりで運営しているネットの片隅にいるような小さなサイトでも、取材許可をいただけることには大変感謝しております。
唯一無二の発信ができた、という満足感はすごくあります。どのくらいの人に届いたかはわからないけど、数字……いいねの数とかインプレッションとかどうでもいいです。届くべき人に届いていたらそれでいい。
記事を見て感想やサポートをくださった選手もいました。すごくうれしかったし、感動しました。選手に届くこと、それが何よりうれしいです。ありがとうございました。
昨年、天皇賜杯後に張り詰めていたものがプツンと切れたと同時に体調を崩し、メンタルもやられ、仕事が忙しく「うわーっ!!!」ってブッ壊れかけました。
生活のために仕事はしなきゃいけなかったので「最低限、生きていくための仕事だけしよう……」と、10月以降撮影予定だった大会は全てキャンセルして、活動を休む決断をしました。更新も中途半端でものすごく心苦しかったのですが、限界でした。
いろいろあって3月に戻ってきたのですが、心配してたよという声をいただいて申し訳なくもあり、ありがたいという気持ちにもなりました。もう大丈夫です!
今年の天皇賜杯は自分のわがままにできたかなと思っています。
撮りたいものを撮り、書きたいことを書けた。シンプルなんですが、それができずにメンタル崩壊しかけたので、この大会はすごくスッキリした気持ちで最後まで更新することができました。
ずっと応援してきたチームや選手の、最高峰の舞台での姿を間近に見ることができたし、不思議なご縁から新たに出会ったチームもあったり、とってもいい時間を過ごせました。
本当は振り返りで1試合ずつ改めて感想書こうかなって思ってたんですけど、試合の記事で満足してるので、大会を通じて私が感じたことを書くだけになってしまいました(笑)
今年の天皇賜杯は、私にとって新たな一歩という感じがし、忘れられない大会になりました。
素晴らしい試合を見せてくださった選手のみなさま、運営のみなさま、球場で声をかけてくださった方々やSNSでシェアをしてくださった方々など、私に関わってくださったすべてのみなさま。本当にありがとうございました。
誰かの心に残る1枚、響く言葉があったのであれば大変幸せに思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次は佐賀での国スポを取材予定です!