連覇か、初出場初優勝か。
注目の水戸市長旗第29回東日本軟式野球選手権大会は千葉県代表・AKIRAが終盤の大逆転で前回優勝の常陽銀行を下し、初出場で初優勝の快挙達成です!
▼決勝
常陽銀行(前回優勝・茨城)
010 010 000|2
000 000 26X|8
AKIRA(千葉)
(常)加賀屋、武藤、金井-佐藤
(A)高井、丸山-久保田
AKIRA・藤井一輝選手の話
(今日は2度、走者を置いて凡退)ベンチ前の円陣で「もう一回まわしてくれ」と何度も言っていた。主将になったのは天皇賜杯からですが、特別なことはしていない。今はもうチーム全員が同じ方を向いて走っているから、たまに道をそれた選手を戻してあげるくらい。4番で、センターで、チームの中心なのでしっかり自分の仕事をすることを心がけている。(独立リーグの群馬でも主将経験あり)独立ではチームが最下位でも自分がNPBに行ければいいという世界だったが、ここは違う。チームが勝つために、それだけです。
常陽銀行は本当に素晴らしいチームだと思います。
AKIRAの選手がファインプレーをすれば「ナイスプレー」と大きな声で相手を称え、全力疾走には「いいランする、いいチームだぞ」としっかり相手を認める。
ずっとトップに居続けるチームには理由があり、こういう取り組む姿勢だったり、相手への敬意なのかな、と感じました。
こんなに素晴らしいチームを破って頂点に立ったAKIRA。
今年初めて千葉県の頂点に立ち、大躍進の1年を水戸市長旗優勝という最高の形で締めくくりました。
大会パンフレットのチームプロフィールに「初出場ではありますが、千葉県代表として誇りを持ち、初優勝を目標に頑張ります」と書かれていました。
まさに有言実行の大会となりました。
本当におめでとう!!
まるで今日の試合は水戸市長旗千葉県大会の決勝を見ているようでした。
千葉県大会決勝は4点差を追いかける7回、一挙8点を奪い、逆転での初優勝。
デジャブかと思いました。
「水戸市長旗で優勝して、スポニチ杯で大阪シティ信用金庫にリベンジする!」
天皇賜杯で敗れた大阪シティ信用金庫に勝ちたい。
これがAKIRAのみなさんの、今大会の大きなモチベーションでした。
前回優勝の常陽銀行に勝てたことでさらに自信を深め、ますます頼もしくなって次の大会を迎えることでしょう。
5年ほど千葉県大会を中心に撮影をしてきましたが、全日本軟式野球連盟の主催大会で千葉県勢の優勝に立ち会えたことは初めてでした。忘れられない1日になりました。
今回は準決勝、決勝の2日間の撮影でした。最高の3試合をありがとうございました!