天皇賜杯が終わって1週間が経ちました。
あの激闘の5日間がずいぶん前のように感じられます。
これから少しずつ、大会期間中に書ききれなかったこと、載せきれなかった写真をぼちぼちお届けできたらと思います。
Aクラス昇格4年目でようやくつかんだ全国の舞台
5年ほど前から千葉県で社会人軟式野球を撮影しています(主にAクラス)。
AKIRAは当時まだBクラスでした。
Aに昇格し、初めて試合を観たのが3年前。
周りの選手から「独立リーグ出身の選手集めててめちゃくちゃ打つチーム」という話は聞いてました。
初めて試合を観た時「確かにすごいうまい選手がいっぱいいる」という印象でした。
その反面、ベンチワークや選手のふるまいなど、千葉の上位チームは洗練されているので、今思えば違いは歴然でした。
なかなか上位に食い込めずにいたチームが「見るたびによくなってきてる!」と感じたのが2年前。
試合運びも「軟式野球」らしい要素が取り入れられ、本気で勝ちに来ているのだと覚悟が見えた気がしました。
今年の天皇賜杯千葉県大会で初めて決勝まで進み、9回に逆転2ランが飛び出して初優勝を決めたAKIRAのみなさん。
試合後はみなさんが泣いていました。
これだけの選手を集めていながら「なかなか勝てなくて苦しかった」と彼らなりにたくさんのプレッシャーを背負っていたと知り、私ももらい泣きしていました。
千葉県代表の名に恥じない立派な戦いを見せてくれた
初戦を1対0としびれる展開を制して突破。
初出場で初戦を突破したことだけでもすごいことです。
2回戦は天皇賜杯3度優勝の強豪、大阪シティ信用金庫でした。
AKIRA
000 001 010|2
100 200 01X|4
大阪シティ信用金庫
(A)丸山、小川-久保田
(大)松岡-小嵜
試合の詳細はこちら(一球速報.com)
朝から雨が降り続き、グラウンドコンディションは最悪。
それでも強豪相手に最後までわからない展開を演じてくれました。
千葉県代表として最高の戦いぶりで、敗れはしましたが誇らしい気持ちになりました。
「うまい選手も多くて、試合をしているだけで楽しかった」という選手の声もあり、みなさんそれぞれが社会人軟式野球最高峰の舞台でたくさんのものを得たと思います。
そしてまたこの舞台に戻ってきて勝ちたい!という気持ちが湧いていることでしょう。
来季もまずは激戦の千葉県大会を突破しなければいけません。
もともとのポテンシャルにチーム力がどんどん向上し、しばらくは彼らの時代が来るかもしれません。
AKIRA・中川監督の話
初めての全国は試合以外のところでものすごくバタバタして落ち着かなかった。勉強になった。選手、コーチがよくやってくれた。2週間後の水戸市長旗(東日本軟式野球選手権大会、10/30開幕)では頂点を獲ります!
最後に、大阪シティ信用金庫戦の写真をまとめました。
画像をクリックすると大きくなり、キャプションを読むこともできます。
ぜひ試合を思い浮かべながらご覧いただければ幸いです。
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最後までご覧いただきありがとうございます