佐川急便大阪

天皇賜杯第78回全日本軟式野球大会は17日、2回戦と3回戦がダブルヘッダーで行われ、千葉県代表の京葉ガスが2試合ともロースコアの痺れるゲームを制し、準々決勝進出を決めました。 ※写真の二次利用・無断転載は禁止です（SNSのアイコンやバナーも対象です） ２回戦 佐川急便大阪 vs 京葉ガス（千葉） 京葉ガス（千葉）000 001 010｜2000 000 000｜0佐川急便大阪（京）沢井、織内ー青山（佐）大原、桝谷ー今野 4回まではほ全球まっすぐで押しまくった京葉ガス先発の沢井投手 再三の好守で魅了してくれた、京葉ガスのショート山本選手 均衡破れたのは６回。先頭の１番、主将の大嶌選手が快足飛ばし内野安打で出塁 走者入れ替わって１死一塁、３番・谷選手の鮮やかなたたきは三塁手の頭を越え１死一二塁 ２死二塁となり、５番・秋田選手の打球は高く上がった飛球 佐川急便大阪のセンター・藤賀選手が好捕したかに見えましたが…… 倒れ込んだ際にボールをこぼしてしまい、完全捕球ならず 二塁走者の畑中選手（３）が生還し京葉ガスが先制！ 塁上で笑顔の京葉ガス・秋田選手 先制した京葉ガスは守備も光ります。7回、サードの畑中選手は背走してダイビングキャッチ 山本選手に続き畑中選手も好守連発。同期のふたりが躍動します 京葉ガスは８回、１死から３安打の谷選手を一塁に置き４番・小亀選手が右翼線へ二塁打 続く５番・秋田選手の投ゴロで三塁走者・谷選手が突っ込む 気迫溢れるヘッドスライディングで貴重な追加点 ８回まで無安打投球の京葉ガス・沢井投手は９回、先頭打者に安打を浴びたところで左足が攣ってしまいます 無念の降板となりましたが、全国大会初登板でナイスピッチングでした あとを託された織内投手。代わりばなでヒットを許すも落ち着いて後続を断ち、試合終了！ 京葉ガスは２度目の天皇賜杯で初勝利。恒例の挨拶は沢井投手（中央） 京葉ガスが２０１７年以来６年ぶり２度目の天皇賜杯で初勝利を挙げました！沢井投手の快投であわやノーヒットノーランか？！と思われましたが、全国はそんなに甘くありませんでした。しかしながら初出場のときは踏めなかった全国のマウンドで躍動。緊張はなかったようです。試合前、鮎川監督と少しお話したのですが、選手たちの様子がいつもと違っていて「序盤なんとか乗り切っていつもの雰囲気を取り戻してくれたら……」と。確かに表情や攻撃はやや固さが見えたけど、守備はみなさん良かったし、沢井投手の快投が雰囲気を変えてくれたように感じました。３安打の谷選手。千葉の人はみなさんご存知かと思いますが、たたかせたら間違いなく県内No.1ではないでしょうか。バットコントロールが素晴らしすぎる！出塁が多くて足が攣りかけていたようですが、途中交代にならなくてよかった……。厳しい初（２回）戦を勝利し、３０分後にはすぐ３回戦！ ３回戦 コマニー（石川）vs 京葉ガス（千葉） コマニー（石川）000 001 000｜1000 000 011x｜2京葉ガス（千葉）（コ）西居ー入谷（京）小平、織内ー鈴木 円陣の声出しは谷選手。「みんなバトルフェイスになってる？」の言葉でみなさんが笑顔に 京葉ガス先発の小平投手。初回１死から長打を浴びるも無失点で切り抜けます ５回まで０対０の投手戦。６回、先頭に四球を与え、続くバント処理で小平投手が迷ってしまい…… オールセーフで無死一二塁のピンチ マウンドに集まる京葉ガス たたきで１死二三塁とされ、２番・谷口選手がエンドラン成功でコマニーが先制 喜びを爆発させるコマニーの選手たち ７回、先頭の３番・大嶌選手の大きな当たりもコマニーのレフト石田選手（左）の好守に阻まれ流れがきません 京葉ガスは８回から織内投手がマウンドへ。流れを変えて欲しい 織内投手が三者凡退で抑えると、その裏山本選手の打球が…… 三塁手を強襲（記録は失策） ヘッドスライディングで泥だらけになり、拳を突き上げる山本選手 そして暴投ですかさず二塁を陥れます。無死二塁、同点のチャンス ８番・鈴木選手が追い込まれながらたたきを決めて１死三塁 ９番・花島選手がエンドランを決めて追いつきます！ 「このために９番にいるので、あそこは決めないと」とさすがの花島選手。ベテランの素晴らしい仕事！！ しかしコマニーも好守連発でくらいつきます ９回も織内投手が３人で抑え、京葉ガスはサヨナラなるか １死から３番・大嶌選手が左前打で出塁。やっと主将にいい１本がいい場面で出ました ４番・小亀選手はなんとか転がし一ゴロで２死二塁。一打サヨナラの場面を作ります １対１、９回裏２死二塁。祈るような表情で打席の秋田選手を見つめる京葉ガスの選手たち 秋田選手の打球は三塁線を破り…… サヨナラを確信しガッツポーズの秋田選手 二塁から大嶌選手が生還し、京葉ガスサヨナラ勝ち！ 殊勲打の秋田選手（右から３人目）にみんなが駆け寄ります あれ、青山選手（背番号１）は私のカメラに向かってガッツポーズしてくれてる……？！ 京葉ガスが苦しいダブルヘッダー、どちらも接戦を制し準々決勝進出を決めました。全国ベスト８です！今年の千葉では国体と天皇賜杯の２冠。投打ともにミスが少なく安定して強かったのが京葉ガスでした。全国でも、千葉でやってきていることをしっかり出して２勝。本当におめでとう！まだ先はありますが、２つ勝てたことに自信と誇りを持って欲しいです！千葉県代表が簡単には負けられない、というのもあったかと思います。みなさんが口を揃えて言ったのが「これでメイン会場（レクザムボールパーク丸亀）で試合ができる！ここで終わるわけにはいかなかった」ということでした。開会式で足を踏み入れた、あの球場で試合がしたいというのがモチベーションにもなっていたようです。先発の小平投手。１点を先行され、水戸市長旗千葉県大会の京葉銀行戦（ソロホームランの１点で０ー１の敗戦）がよきったそうです。自らの四球と野選でピンチを招き失点してしまったものの、最小失点で切り抜けられたのは大きな成長かと思います。初出場の２０１７年は１回戦でサヨナラ負けでしたが、その瞬間マウンドにいたのが小平投手だったそう。先制を許したものの粘りの投球で次へバトンを渡せたので、リベンジ達成かな。サヨナラの足がかりとなるヒットを放った主将の大嶌選手。１打席目、２打席目ともに三振で「やばい、と足が震えた」のだとか。最後の最後で素晴らしい一本が出て、明日へいいイメージに書き変わったことでしょう。お話してくれているときも終始笑顔で、最高の笑顔が見れてよかった！２回戦も３回戦も試合を決めたのは秋田選手でした。サヨナラの場面も打てるイメージがあったそう。いま乗りに乗ってるラッキーボーイなので明日もチャンスで勝負強い一打を期待したいです。秋田選手はやってくれそうオーラがすごい。打席へ入る前からもうめちゃくちゃ雰囲気があります。かっこいい。 ８強出揃い、明日１８日は準々決勝 ３回戦が終了し、ベスト８が決まりました。明日は２会場で準々決勝４試合が行われます（８時半試合開始）。・レクザムボールパーク丸亀フタバ産業（前年度優勝・愛知東）ーひらまつ病院（佐賀）和合病院（愛知西）ー京葉ガス（千葉）・レクザムスタジアム小林クリエイト（愛知東）ーゴリラベースボールクリニック（東京第２）武内プレス工業（富山）ー三甲（岐阜） 愛知県強すぎませんか……そりゃ代表東西２つで出ますよね。８強で対戦がないので全て勝てば４分の３が愛知なんてことも……。明日からは各チーム１試合ずつです。残暑厳しい香川なので連日みなさん疲れもあるかと思いますが、もうここまで来たらどのチームも頂点しか見えてないと思うので疲れている場合じゃない。私は昨年、決勝で千葉県代表の悔し涙を見ています。京葉ガスのみなさんには笑顔で終わって欲しいという気持ちはもちろんありますが「全国常連の強豪チームとやりたい」というみなさんの目標が明日ひとつ叶うので、しっかりと見届けたいです。最後までお読みいただきありがとうございました。明日早いので、私も体調を整えて撮影に備えます！よかったら、下のサポート欄から応援いただけると大変励みになりますのでよろしくお願いいたします。

佐川急便大阪

〈PlayBack 2023〉第78回天皇賜杯 1回戦松山建装社 vs 佐川急便大阪 2023.9.16

千葉県代表・京葉ガス、接戦制し準々決勝進出！第78回天皇賜杯2回戦＆3回戦／写真ルポ／坂出市・番の州球場 2023.9.17

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〈PlayBack 2023〉第78回天皇賜杯 1回戦 松山建装社 vs 佐川急便大阪 2023.9.16

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