ブルースタジアム

準決勝と決勝、さらにあとがきまであってボリュームがすごいので〈Photogallery〉ではなく［PlayBack 2024］として単独記事にしました。 準決勝 井手解体実業 7-0 武雄居酒屋心源（7回制） 井手解体実業210 030 1｜7000 000 0｜0武雄居酒屋心源 おはようございます。前橋から移動すること約1200km🚃🚄🚌佐賀ブルースタジアムに来ました。佐賀県選手権の準決勝・決勝。もちろん井手解体の応援です。先週雨で流れて観に来れる日程になったので来てしまいました。国スポ来たばかりなのに笑 天気予報を覆す晴天！暑い🥵 pic.twitter.com/vRtbcHHWUK&mdash; GALLERY 328 / Naoko.T (@sannippa328) October 26, 2024 ［佐賀県選手権］井手解体決勝進出！撮るのは8試合目ですが、試合を重ねるたびに選手間で求めるものが高くなっているのを、見ている私でも感じられて素晴らしい✨伸び代しかないチームなので、決勝もみなさんらしくプレーしてほしいです！1年目ってこと忘れそうになるほどみなさん本当にすごいや。 pic.twitter.com/ImYRLGpeWy&mdash; GALLERY 328 / Naoko.T (@sannippa328) October 27, 2024 決勝 井手解体実業 2-1 ウイングルBBC小城（7回制/延長9回） 井手解体実業000 000 002｜2000 000 001｜1ウイングルBBC小城 井手解体実業は初優勝🏆 ［佐賀県選手権］井手解体実業が初優勝！8回からタイブレークに突入し0-0で迎えた9回表2死二三塁、5番鶴田選手の右中間三塁打で2点。裏に1点返されるも江島投手が投げ切り2-1で勝利！9月に全国制覇した大躍進の1年目を優勝で締めくくりました🏆来季はB級で大暴れしてください。来てよかった！！ pic.twitter.com/V0lu5ITSg6&mdash; GALLERY 328 / Naoko.T (@sannippa328) October 27, 2024 ［佐賀県選手権］井手解体実業、優勝の瞬間の動画そっと置いておきます……特別延長の9回裏、1点返されたあと三振で1死一二塁🤳🏻今回は動画でも残したい！とスマホ用のミニ三脚持参したけど、置いたところが水平でなく笑 三脚の角度調整ができないもので映像傾いてますが、雰囲気伝われば！ pic.twitter.com/ltBb8INWL4&mdash; GALLERY 328 / Naoko.T (@sannippa328) October 27, 2024 あとがき もう遠い昔のようで、ついこの前のような、なんとも不思議な気持ちで写真を整理した。 チームは今月末から始まる公式戦に向けて研鑽を積む日々で、私はこれを見て欲しいとか、届けたいとか、そういう感情はないかもしれない。 ただ、私が残しておきたいから……の意味合いが濃いように思う。 2024年、私が一番夢中になったチームだった。きっかけや経緯は、全国制覇のあとに書いた記事を見てもらえたら十分に伝わると思うから、ここでは省略する。 国スポのあとに練習見学をさせてもらって、そのあとまさかもう２試合、公式戦を見れることになるとは考えてもなかった。 最後の大会が雨で順延した。本業も忙しい１０月の土日、順延したその日だけが空いていた。「行ってこい」と何かに背中を押されたような気がして。 ３月、チーム初陣が雨で中止になり、泣く泣く千葉に帰ったあの日から想像もできない１年の締めくくりになった。 雨に泣き、雨に感謝することになるとは。 本当に強行して佐賀まで来てよかった。明日千葉に戻ります。今年がこんな1年になるなんて、年明けた頃には想像もしてなかった……私と出会ってくれてありがとう。それだけです泣 pic.twitter.com/4RzOtt2RLV&mdash; Naoko.T (@ntp_restart) October 27, 2024 このペースで書いていたら、また超大作になってしまいそうな気がする（笑） 試合を振り返りながら、思うままに書いていこうと思う。 準決勝：私も完璧だった本塁打と、圧巻の投球 ７回にソロを放った斎藤選手。 完璧に捉えて左翼席に運んだ当たりだったが、私の写真も完璧だった。 インパクトの瞬間より、少しボールが離れていて、飛んでいく角度を予想できる位置にボールがあるのが私は好きなんだけど、ドンピシャのタイミングで、画像確認した時に震えた。 しかもホームインする斎藤選手が最高に笑ってる！！！ 「たまたまです」試合後に声をかけたらはにかみながら答えてくれたけど、あまり感情が表に出てこないというか、爆発することがない選手だから、もうね、あの笑顔残せて今日いい仕事したわ私！という気持ちになってた。ありがとう！ 谷口投手は圧巻の投球で。もうこのレベルでやることないのでは、って思う。もっと上のレベルで投げて欲しい。 テイクバックが小さくて、投げる瞬間に下を向く独特なフォームなんだけど「どこを切り取ったらかっこいいかな、力強さがでるかな」って考えながら撮るのがすごく楽しい。 この写真、顔が見えづらいけどめちゃくちゃ力こもってるのがわかる。頬のあたりや踏み出した足の突っ張る感じ、指先とか、シルエットを見たときにこの写真すごいかっこいい！って思った。ご本人がどう感じるかはわからないけど。 選手の一番かっこいいところを切り取る シンプルにこれなのね。私の撮り方は。本業でも、この328の写真でもそう。 どういう特徴のある選手かこの選手の売りは何かどんな気持ちで試合に入っているか 選手をひたすら観察しながらカメラを向けてる。 主将の木岡選手は走っている姿が美しいから、常に狙ってる あと見るだけじゃなくて、すごく聞いてる。選手たちの声を聞くのが楽しい。その声から「どんな選手なのか」わかることもたくさんある。 決勝：７回８回と同じくらいしびれた６回裏 ７回裏、特別延長の８回裏と２度満塁のピンチをしのぎ、さらに９回裏も一打同点の場面を踏ん張った江島投手。 終盤の３イニングはもう私も心臓が飛び出そうな状況の連続。全国で「７回から力が入らなくなって……」と言ってたのを思い出して「頼むから抜けないでえええええ頑張れえええええ」と祈るしかなかった。 ただその前に私が「すごいな、江島投手わかってるな、さすがだわ」って思ったのが６回裏だった。 ６回表、１死三塁でたたきに行って三振、その後２死満塁まで攻めたけど先制点は遠かった。嫌な感じで６回裏に入ったけど、９番からの打順を三振、三振、三飛であっさり三者凡退に打ち取った。 ここひとりでも走者が出ると上位に帰るし、すごく嫌な回だったと思うんだよね。私は感覚的にすごく嫌でざわざわしてた。それを断ち切った江島投手と鶴田選手のバッテリーはお見事だったと思う。 勝負強すぎる、最年長の攻守の要 この１年、鶴田選手の一打で決まった試合、何試合あった？ 私が見た９試合のうち半分は決勝点なんじゃないか、ってくらい走者いる時の集中力がとんでもない。 この大会、MVPは決勝で完投した江島投手だったけど、鶴田選手もMVPに値する活躍だったから「影のMVP」ってみんなに言われてたような。 だから私は寄っていって撮った１枚が、照れくさそうで大好きなこの写真。 捕手が他にいないから全試合スタメンで、毎試合守り抜いて、打席でも勝負強くて、長く現役離れていた選手とは思えないパフォーマンスなの、普通に考えてやばい人だとも思う（最高に褒めてる） だからたまのチャンスで打てなくても「鶴田選手が打てないなら仕方ない」みたいな感じになる。次は打つでしょ、みたいな。私はね。 試合の流れを意識して撮る理由と意味 試合の「流れ」を見たり、あとで思い返したりするのがすごく好きだ。 私がストーリーに思いを馳せながら撮影しているのは、一見点数が入ってなく何もなかったように見える回にも攻防があるところを残したい、伝えたいっていうのがある。 ホームラン打ったとか、完封したとか、それはすごいことなんだけど、そこに至るまでに何があったのかを知るとよりすごさが増す気がしてる。 例えば「三振」ひとつ取ってみても、どういう状況でどんなふうに三振したのか。 ひとつの結果だけじゃなくて、試合の中の一コマとして見ると、前後の打席だったり、その選手の守備だったり、全部繋がってストーリーになる。 それが私は野球の一番おもしろいところだなって思ってる。 私の写真を見ていただくときは、写真１枚１枚がどうとかではなくて、流れを感じながら見てもらえると胸にくるものがあるはず。 ときには「この写真なんで選んでるのかな」みたいなカットも、ストーリーの一コマとして必要だから、ある。 ベストショットだけでは、流れは見えない。 かっこいい写真だけを集めるような伝え方では、私らしさが全く出ないからやらなくなった。 選手として誰よりも輝いていて欲しい どんなきっかけで、惹かれる選手やチームに出会うかわからない。2024年、このチームとの締めくくりがこんな形になるなんて思ってもいなかったし。 決勝のあと、球場の外で選手数人と話をしてたけど、お互いの顔が見えなくなるくらい暗くなっても話が尽きなかった。 みんなに出会えたことに感謝してる。いつも温かく迎え入れてくれてありがとう。 それもこれも古川監督のおかげ。 この日は準決勝の１打席目に珍しく三振して「あ、今日は監督の日じゃなさそうだ」って思ったけど、その通りになってしまった。 監督をして、主軸打って、投手もやって、１年目のチームとして全国制覇もして、とんでもないことを成し遂げたわけだけど、私の期待値が大きすぎるから、もっと打ってるところ見たかったな……とか思ってしまう。ごめんなさい。 選手としての自分に１００％の時間を割けないからといって、それを言い訳にせず、だからこそ「結果を出したい」って、力が入ってしまうこともあるのかもしれない。 それも十分に伝わってる。 時間を取れないのは仕方のないことだし、監督としてこれだけのチームを作ったことがもう素晴らしいこと。 でも私は「どの選手よりも自分が一番すごい」って監督には思っててほしい。 ずっと圧倒的な存在でいてほしいと思ってる。 私はこの背中を追いかけて１年間佐賀に通ったことはかけがえのない時間だったし、チームのみんなも本当に素敵で、ご縁をつないでくれたことに感謝してる。 素晴らしい１年をありがとう！ ２年目のシーズンが始まった １年目から全国制覇し、今年はB級昇格。 昨年公式戦２敗しかしてないけど、いずれもB級のチームで、今年はそう簡単には行かないことはわかってる。 県内のライバルたちだって、黙っちゃいない。 ３月末から始まる高松宮賜杯１部の予選。たぶん県大会に出場するのだって、すごく難関なことだと思う。 どんな状況でもやってる選手たちはひたむきに取り組んでいるから、私は応援するのみ。何か力になりたいって、ずっと思ってる。力になれているだろうか、迷惑になってないだろうかって、ものすごく不安になることもある。 それでも何か私の写真や言葉を通して、選手たちが気づきを得たり自信を持てたりして、望む未来をつかめるような後押しになったらいいなって。その気持ちだけで突き動かされている。 彼らの挑戦は、すごく私のモチベーションになってる。 私も今年は活動の色を変えて「挑戦の１年」と位置付けているから、どんな困難がきてもブレずに進んでいきたいって思う。 「撮りたい」人から「撮ってもらいたい」人になるというのが、今年の決意。彼らに「来てほしい」と思ってもらえるような人になれるように、精進していきたい。 やっぱり思いが溢れすぎて超大作になってしまった。有料にしたから選手に届いてない可能性もあるけど、こんな暑苦しい記事を無料で世に出せないからそっと置いていく（笑） 私も新しいフェーズに入っていくので、昨年と同じように行けるかはわからない。でも遠くからずっと応援してる。 彼らの魅力に気づいて、応援してくれる人たちがもっと増えてくれたらうれしい。 ３月末の今季初戦は佐賀まで行く。今年は青空の下で２年目のスタートを見届けられますように。

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2年目の挑戦。井手解体実業は新戦力が躍動「また一緒にやりたいと思った」高松宮賜杯1部佐賀市予選 2025.3.29

［PlayBack 2024］佐賀県選手権準決勝・決勝井手解体実業が優勝で1年目を締めくくる 2024.10.27 🔒

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