Special thanks / 国スポ千葉県大会を振り返って

Special thanks / 国スポ千葉県大会を振り返って

先日、ようやく国スポ千葉県大会の記事を全て出し終えた。記事更新までに時間がかかってしまったこと、お待たせしてしまったこと、本当にごめんなさい!

大会が雨で3日順延し、最終日の翌日から官公庁千葉県大会、さらに私が別件(高校野球の仕事)で山形へ行かねばならず、帰りがけに福島で東日本1部を2日間見て、千葉に戻ったら天皇賜杯千葉県大会が始まっているという超過密日程で、制作に時間を取ることがまったくできなかった。

順延しまくったから久しぶりにゼットエーで試合を見れた

だけど、焦って急いで作らなくてよかったと今は思う。最終日は2試合とも内容の濃い試合だったから、ささっとなんて書けなくて。

撮ることは学んできたし、18年お金をいただいて撮ってきているけど、書くことは学んできてない。だから技術でねじ伏せるみたいなことができない。とにかく時間がかかるし、試合内容や選手たちへの思いが溢れすぎて収拾がつかなくなる(笑)

ご購入いただいた方々、本当にありがとうございます!
たくさん買ってくださって、感謝の気持ちでいっぱいです!!心に響くものがあったらうれしいな。特に最終日は私がすごく感動した2試合だったから。

第1戦第2戦ともに1本750円ですが、後悔させないもの作ってるのでぜひ!

今回の記事は無料公開です。
大会の総括というよりは優勝した習志野市役所のみなさんを撮影していて感じたことや、今季328が新たに始めた取り組みについての振り返りをしたいなと思ってます。

まさかみなさんを撮りたいと思う日が来るなんて

あらためまして、習志野市役所のみなさん、優勝おめでとうございます!

森野監督、胴上げされるのうますぎ。完璧です◎

私がみなさんを、習志野市役所というチームをこんなに夢中で撮る日が来るなんて、数年前までは思ってもいなかった。それくらい今は本当に魅力的なチームになってることを、誇りに思ってほしい。

言い方が偉そうに聞こえるが、誤解なく言うと別に私が注目してる・してない関係なく、純粋に今とても素敵なチームってことです(笑)
だって、昔の習志野市役所を知っている人なら驚くでしょう。こんなみんなで喜び合うシーン……私が見始めた10年前では絶対に想像できなかった。

楽しくて夢中になるから結果が出る

社会人になって、仕事をしながら野球を続ける。しかも割とちゃんとしたレベルの野球ってなったら、すごく大変なことだと思う。好きでないと続けられないし、楽しくなかったら、惰性でやってたら、勝てるわけがない。そんな簡単な世界じゃない。

楽しくないことには夢中になれないし、夢中になるから結果が出るんだと思う。今季の習志野市役所のみなさんはすごく表情がいきいきしていて楽しそうだったし、見ている私も夢中になれる雰囲気があった。

こんなにみんながベンチから身を乗り出して迎えるなんて!!
京葉銀行に初めて勝利した日、みんなの顔が良すぎて感動した

そしてみなさんと話すことが増えたのも大きかった。
私が「今年は習志野の年になる」って思ってしまったものだから、話を聞きたくて仕方なかったのだ。

この大会に入ってから初めて話した選手もいたし、これまで以上に話した選手もいた。ただ、はじめましての選手には私の存在自体は知ってくれていたかもしれないけど、いきなり話しかけたりして迷惑ではなかっただろうかと申し訳ない気持ちもある。すみません。

私が選手のみなさんと話す意味

でも、みなさんの声を聞くことができて、人柄だったり、感じていることだったり、それが私が撮る上ですごく大事になっている。ストーリーがつながるっていうのかな。一方的に撮っている時と、実際に選手たちの気持ちを聞いてから撮るのとでは、全然違う。

関係性ができることもそうだし、私の意識が「いいときも、そうでないときも、みなさんのひたむきな姿を残したい」という気持ちになると必然とカメラを向ける時間が長くなるし、見えるものが増える。

昨年の写真を見返してみたら、全然撮り方が違っていて笑ってしまった(ここでは見せないけど)。

8月の関東ブロックでも、その先の全国でも、みなさんを撮影できる機会がまだあると思うと楽しみでならない!
そしていつも試合後の疲れている時に貴重なお時間をありがとうございます。みなさん話すのが上手で私はとても助かっています!またいろいろとお話を聞かせてくれたらうれしいです。

千葉が誇る最強で最速の二枚看板

ついにこのふたりが揃って大舞台へ……!!

最速150超の投手がふたりいるチームとかやばくない?

この写真は最終日の試合後、インスタのストーリーズにも載せたんだけど、私は原投手と石川投手の二枚看板を早く全国に見せびらかしたくてうずうずしている(笑)

習志野市役所が勝ち切れた一番大きな理由はベンチワークだと思っているけど、やっぱりね、このふたりが普通に投げられたらそうは負けないのよ。

完投能力のある投手がふたりいることだって強いのに、ふたりともMAX150超える球持ってるとか、全国的に見てもこんなチームないんじゃない?いや、球が速いからどうってことではないんだけど、純粋に数字ってわかりやすいし、誰もが出せるものじゃないし、誇っていいことだよね。

そして私はふたりの関係性が大好きで!!

原投手は石川投手がいてくれることがすごく心強いってのが伝わるし、石川投手はまだ自分は原投手みたいにはできないって敬意を持ってるところも素敵だし、なにより冒頭の写真だって私が撮らせてと言ったのではなくて、原投手から「石川とふたりで撮ってください!」ってお願いされたのよ!いいなあ……って、伝わりますか?この私の気持ち(笑)

まずは関東ブロックを突破しないと全国には行けない。負けてもチャンスがあるとか思わずに一戦必勝で決めてほしい。そしてふたりが力を出しきれれば、全国制覇だって夢じゃないと思う!

関東も全国も、勝ち続けてたくさん撮るチャンスください!よろしくお願いします!!

今シーズン始めた新たな取り組み

冒頭でたくさんの方が買っていただいたと書いた。実際どうなのかなって初めは不安しかなかったが、結構反響があり、うれしさと驚きと、あと自信になった!本当にありがとうございます。感想をくれる選手もいて、すごくこれからの励みになってる!!

・記事の有料化
・インスタグラムの開設

このふたつを今シーズン新たに始めた。

国スポと天皇賜杯の千葉県大会が私の中では1年で一番メインの大会と思っているから、この大会前にいよいよだなと。新しいことを軌道に乗せていくのに、試行錯誤しながら進めていった。

私は型を決めたがるというか、決まってから出ないと動けないことが多いんだけど、そうするといつまでたっても動けないから見切り発車でやっていった。

見切り発車したはいいけど、やっぱり各種制作には本当に時間がかかる。これを対価なしではもうできない。

記事を作るのは容易でない

試合中はスコアをつけながら撮影し、ベンチからの声にも注目し、試合の経過を見ながら撮りたい写真をイメージしつつカメラを向けている。

その後、だいたい1試合1000〜1500枚くらいの写真から必要な写真を選び、1枚1枚補正を施す。撮りっぱなしで載せる写真は1枚もないと言っていい。
水平垂直を出す、余白の調整、色補正(特に天台はフェンスの青色被りがひどいので時間がかかる)撮った時の天気、時間、色合いをなるべく忠実に表現することを意識して手を加えている。
撮影時に設定を慎重にしているが、常に動いている試合、時間や太陽の位置によって変わる光、天候。その場では対応し切れないこともある。

最終日については1試合につき選んだ100枚以上の写真にスコアを読み解きながら試合経過を添え、写真のバランスも見る。さらに選手の声も交え試合を振り返り、拙い語彙力で懸命に書く。記事1本作るのに丸1日以上はかかる。

1本750円という価格をどう感じるかはそれぞれ。

みなさんにいろんな事情があることは承知の上だ。

高いなと思うなら私の写真や記事の価値はその程度ってことで受け止めている。750円で1試合見れるなら入場料だなって思うもあり(軟式はタダで観れるけど)、スタバで私に「お疲れ様です」ってフラペチーノご馳走してくれてもいいし(普段フラペチーノ飲まないけど)、750円でいいんですか?って人も、もしかしたらいるかもしれない(実際にサポートも追加してくださる人も!!!)。

自分で価値をつけるってすごく難しく、まだ試行錯誤ではあるけれど今年はこの感じでやっていこうと思う。ひとりでも多くの人に読んでほしいが、価値がないと思われたらそれはどうしようもないこと。

もう無料サンプルを配って営業する段階は終えた。

9年間もそれをやっていたのだから、今となってはビビってた自分に笑ってしまう。退路を断って腹を括ったら人は動けるんだって、身をもって感じた。後ろ髪を引かれまくって動けずにいた私には、そのくらいの覚悟が必要だった。

これからは価値を感じていただける方へ、より濃く質の高いものを届けていくフェーズに移行していく。

本望ではない、インスタの写真

記事を基本有料にした分、無料で見ていただけるものとして今年はインスタに写真を更新しているが、あれは私が見てほしい本当の写真ではない。

フィードは否応なしに5:4の写真にされる

私は写真を作る上で、余白を一番大切にしてる。

余白をどう作るかで見せたいストーリーが変わるまであるし、主人公以外の登場人物も重要だから写真の四隅まで気を使って写真を作ってる。横位置も縦位置も意識して撮る時に使い分けている。

後ろで喜ぶベンチをあえて入れて、こう撮ってる
手前の一塁ベースを写し込むことで場面のイメージが湧きやすい、とか、選手の目線の先も意識してる

でもインスタは横と縦の写真を混在してアップすることができない。そうするには加工が必要で、無料で見せるものにそんなに時間をかけてはいられない。かと言って、横だけ縦だけという分け方も試合のハイライトを選んでいく上で難しい。

インスタはスピードを重視している。手間を省いてなるべく早く。当日中には何か出す。だから横位置の写真も縦位置の写真も同じ投稿にいれるためにやむを得ずスクエアにトリミングをしている。ぜひ記事の写真と見比べてほしい。

無理やりスクエアにするので変なところで切れてしまったり、入れたいものが入らなかったりする。それを解消するためにあえて寄ったり、本当に見せたい写真ではなくなってしまうことがある。

そして枚数が限られるので試合の流れも詳細に表現できない。

インスタの写真が私の作品の全てと思って欲しくない。
本当に見てほしい、余白まで生かした写真や試合の流れを感じる並べ方などは、記事内で余すことなく出している。

328を知ってもらうきっかけ、無料で公開できる範囲のもの、という感じでインスタはやってる。なのでぜひ記事を見てほしい。選手のみならず、野球の写真を自分で撮っているよ!と言う人はなおさら本当に見せたい私の写真を見てほしい。

記事の本数も増えてきて、全部の写真を見たかったら今は確実に読み放題をおすすめします◎
特に野球の写真参考にしたいって方は、写真の教材と思ったら4980円は安いんじゃないかな。

国スポと天皇賜杯の千葉県大会が終わり、シーズンも後半へ

このふたつが終わると、大きな山を越えたな……ってなる。ここでもう来年まで会えないチーム、選手も出てくるからだ。

社会人軟式のシーズンは短い。

全国大会は9月10月に開催されるけど、そこまで進まないチームは長いオフを過ごすことになる。私はすでにロスが始まっていて、あの選手のプレーが見たいな……元気にしてるかな……なんて思っていたりする(笑)

年に1回しかプレーを見れない選手もいる。来年プレーを見れる保証もない。だから撮影できる、その時間を大切にしたい。

昨日は七夕だったが、行きつけのマックでこの記事を書いていたら店員さんから「よかったら短冊書いてくださいね」と渡された。店内には願い事の書かれた短冊がたくさん貼ってあるコーナーがあった。

「健康第一で楽しく活動し、みんなを明るく照らす存在になります📸⚾️」

めちゃくちゃ悩んで、こう願った。願うというよりは誓うって感じかな。願い事は言い切ると叶うって聞いたことがあったからこう書いた。

選手たちの一番の応援者でありたい。私が撮ったり書いたりすることでみなさんの力になったり、背中を押したり、励ましたり、自信をつけたり、いまよりもっと輝いてくれたら最高にうれしい。

シーズン後半もひたむきに頑張る選手たちの姿を全力でお伝えしていきます。
引き続きGALLERY328をよろしくお願いいたします!

みなさんはどんな願い事をしましたか?
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