328 Game highlight / 天皇賜杯千葉県大会 2回戦柏市役所 vs AKIRA 2025.6.19

Highlight（38枚） こちらの記事に載せ切れなかった写真は後日フォトギャラリーを更新予定です あとがき 柏ダービーは劇的決着 9回裏、2死走者なしからヒットとエラーで一二塁。8番小林選手の打球は三遊間を破り、二塁走者安田選手が生還してAKIRAが初戦苦しみながらサヨナラ勝ち！ 私の撮っていた位置からなかなか見えなかったが、最後にやっと小林選手の嬉しそうな顔が見えた AKIRAと柏市役所は同じ柏支部のチーム。毎年国スポの支部予選では県大会出場をめぐって争い、3年前の天皇賜杯千葉県大会でも延長の大熱戦を演じた。 シードチームのAKIRAは初戦が柏市役所なのすごく嫌だったと思う。私は柏が善戦するだろうとは思ったけど、AKIRAがこんなに点が取れないとは想像してなくて驚いてしまった。次の試合では爆発するかも……！ 後輩の力投に涙 柏市役所の先発は松濤投手。順大の後輩で、私はもちろん全力で応援している。投手陣豊富な柏市役所で、こんな大事な試合のスタートを任せてもらえるまでに成長したんだって投げる前から感動していた（早い）。 別の球場からの移動だったから、本当は試合開始に間に合うようにと思っていたけど途中で抜けられない試合展開だったから、私が着くまで耐えててくれ！と願ってた。 2回、4回と1死二塁のピンチをしのぐ！ 耐えるどころか、5回途中2安打無失点。上出来すぎるのでは！私が到着したのは1回終了時。2回、先頭の4番竹谷選手に四球を与えたけど、慌てる様子なく後続を断つ。その後も走者を背負っても、落ち着いてひとつひとつのアウトを重ねた。 5回、2死一二塁としたところで降板したが、私はAKIRA打線相手にこんな素晴らしい投球した後輩が誇らしくて込み上げるものがあった。もちろん本人は満足いってないと思うけど、これからのキャリアの自信にしてほしい。 松濤投手の素晴らしいなと思ったことが、投げ間違わないこと。コース、高さ、捕手のほぼ要求通りに丁寧にかつ大胆に投げていたように見えた。試合後、羽鳥監督も「まっちゃん（松濤投手）は本当によく投げました。そう、彼は投げ間違わないんですよ！」って褒めてた。 5回2死二塁から四球を出したところで羽鳥監督が交代を告げた 大学卒業時に「上の舞台で続けたい」と言っていて、大学院を経て市役所で野球を続ける道に辿り着いた。すごく努力家で熱い気持ちを持っている松濤投手なので、投手層の厚い柏市役所だけど、これからも安心して任せてもらえる、そしてチームを勝たせる投手になってほしいなって思ってる。 「今日はありがとうございました。また頑張ります！」と、丁寧に挨拶してくれた松濤投手。順大から卒業後も野球を続ける選手って少ないから、私はとっても嬉しいし、これからも全力で応援してるよ！！ 1点が遠すぎた 「国スポ予選の前までは自分は試合に出てなかったんです。若い選手たちにもう任せていこうと。ただ得点力不足で、選手からの要望もあり……」 羽鳥監督は7番一塁でスタメン出場。7回2死一二塁、先制のチャンスでレフトフライに倒れた。長打が打てて勝負強い。選手時代の羽鳥監督の印象。和田選手と羽鳥監督はいつも打っているイメージしかなかった。選手から要望されるのもうなずける。 7回のチャンスに、AKIRAは継投してきた。「投手変えるとは思ってなくて……3ボールになって『自分とは勝負しないのかな？』と思ってしまったのがよくなかったかもしれない」制球のいい丸山投手だからこそ、そんな気持ちがよぎってしまったのだと思う。 「監督が打ってたら……」って私も言ってしまったんだけど（失礼すぎる）そのくらいこれまで数多くの期待に応えてきた人。監督になって選手時代より練習できてなかったとしても、私も個人的に羽鳥監督の打席見るのワクワクするので、ここぞの一打を楽しみに応援したいなって思ってる。 捕手が一塁を守る最大のメリット あと、他のチームでも思うことなんだけど、ファーストに捕手経験者がいると内野の声の質があがるというか、投手へのサポートとか聞いててすごくいいなって思うんだよね。特に若いバッテリーだったり、経験が少ない時、一塁手からの声でどれだけ救われるか。 松戸市役所の小道選手、京葉ガスの青山選手、京葉銀行の兵藤選手、横芝光の伊藤監督、そして羽鳥監督もそう。何言ってるかすごく注目して聞いてしまう。 世代交代はしていかなければいけないことだけど、ベテランが試合に出なから見せていくこと、若い選手たちはベンチから見て学べることもたくさんあるから、どの時間も成長への糧にしなければいけない。 来季は得点力不足を解消して、上位を賑わせましょう！！

328 Game highlight / 天皇賜杯千葉県大会 2回戦柏市役所 vs AKIRA 2025.6.19

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